ゴジラの裏側で

新宿のコマ劇場跡地に立つ、TOHOシネマズと
ホテル・グレイスリーの入ったビル。
駅から歌舞伎町に向かうと、真っ直ぐ目の前に聳えています。
原寸大のゴジラが建物から顔をのぞかせていることで有名ですね。

コマ劇場がなくなってからはしばらく、
歌舞伎町のあたりは人通りが減っていたそうです。
それがこのビルが出来ると、徐々に人が戻り、
ふたたび賑わいだしているのだとか。

象徴的なものがある街って、
それだけで人を惹きつけるんですね。


昨日はこのビルの裏側にあるお店で、
『トテチータ・チキチータ』『日曜日、すずは口笛を吹いた』の
古勝敦監督と、メイクスタイリストのたつ子さんと
久しぶりにお会いしました。
呑んで食べた、喋った。

もう20年近いお付き合い。
お互いのいろんな時代を知りつつ、
いまも尊敬している人と話すと、
ちょっと未来への信頼感という、たまには必要な良酒をいただきます。

楽しかったー。
あと、役に立つことも教えていただきました。
きゃりーぱみゅぱみゅはドラえもんの物真似をすれば言える。

いいお天気なので

とてもいい天気。
久しぶりに楽器類のケースを開けてちょっと虫干し。

以前、棚を整理するつもりで古い譜面を開いたら、
お札が数枚出てきてびっくりしたことがあります。
昔出演したイベントで、
とっぱらいでいただいたギャラのようです。

なんだか使うのがもったいなくて、
今度はべつの棚に仕舞ってみました。
また見つけたときに、
いろんなことを思い出すきっかけになるかなと思ったのですが、
なかなか仕舞ったことを忘れることができません。

笹崎さんのイジリどころ?

某ネットニュースによると、
日本テレビの局員や関係者が恐々としているとのこと。

原因は、過去のホステスのアルバイトを理由に内定を取り消され、
その処分に対して裁判を起こし、和解が成立、晴れて入社した
笹崎里菜さんが、4月から業務に従事するというもの。

現場は彼女に対して、
「うっかりしたひと言で訴訟されないか」
「番組でイジったらパワハラ、セクハラと訴えられないか」
「芸人は危険なこと言ってナンボなのに、彼女をイジると
 嫌がらせと受け止められないか」と、
扱い方がわからず怖くて仕方がないという。

取材能力を欠如させたお可哀想な記者さんによる記事か、
仕込み記事の可能性もあるけど、
とりあえず読者の共感が呼べると思って書かれた記事なわけですね。

彼女の性格はもちろんわからないものの、
行動から理解できる彼女は、
社会によって自分が変えられるのを拒んだ勇気のある人。
人として当たり前の主張を、
当たり前としない男(女も含める)社会に訴えることで、
一度は奪われた立場を取り戻した人。

だけど男社会の男たちは、彼女のまっとうな意見を理解できない
ために、「怖い人」「訴訟好きの人」で思考停止する。
男社会に洗脳されている女も然り。

社会が変わっていくのって本当に遅いんだなぁ。
彼女のイジりどころってどこだと考えてるの。
あるとしたら「勇気」なんじゃないの。
ふつうじゃないものをイジってこそ笑いになるんだから、
彼女の持っている当たり前の意見をイジっても
おもしろくないでしょう。

ただ、「ある者たち」のおかげで持たざるを得なかった「勇気」を
「ある者たち」がイジっても、
「ある者たち」がキツイはずだよね、本来は。

あるいはどのアナウンサーさんにも過去のアルバイト経験を訊くように
彼女にもふつうの姿勢で訊いたら、ふつうに答えてくれるだろうし。
ホステス経験を語ることのできるアナウンサーさんって
他にはいないからおもしろいと思う。

私だったら、自分の間違いを指摘してくれた人が
同じ仕事現場にきたら、
成長した自分を見てもらい、戦力になろう、とわくわくするけどなぁ。

それに大丈夫。ボスバカと闘った経験のある人は、
ザコバカに対しては俯瞰するものだから。
バカでい続ける限り、相手にされないよ。

週末です

よく「お休みのないお仕事なんでしょうね」
「ご自分で休みをつくっていらっしゃるのですか」
と訊かれます。
でも、やはり土日は休日の心地となります。

理由は、編集者さんからの電話、メールがないからです。
私の仕事はあっても、彼らからの連絡はないからです。

うっかり金曜日の夜に原稿を送信してしまうと、
月曜日の午後まで放ったらかしにされます。
つっかえ棒が喉に刺さった気分で週末を過ごすことになります。

ひとりだけ、週末でもふだんどおり
メールやラインを送ってくださる編集者さんがいらっしゃるのですが、
この方は私より年上の独身女性なので、
ああ、私がうっかり家族持ちさんにメールを送った週末は、
こんな感じで受け止められているのかなぁと、
ぼんやり視界が開ける気がします。

平日はなんとかゴミ出し日で曜日感覚を得ているので、
とりあえずペットボトルを出したら、生ゴミの日まで、
編集者さんはお休み、と憶えておけばいいですね。
いえ、べつに腐ってはいないですよ。


さて、そろそろ奈良公園では鹿の出産ラッシュです。
6月は「奈良鹿の愛護会」で広報活動を活発化する愛護月間。
赤ちゃん鹿も公開されますよ。
腐りかけたブログのフォローに鹿を使うとバチが当たりそうですが、
赤ちゃん鹿の可愛らしさは本当に心を清らかにしてくれますので、
こんな週末をあと6回くらい繰り返しさえすれば、
いろいろ一段落している未来の自分がいるはず。

5月4日『がむしゃら』トークショー出演

4月7日のブログで感想を書いた
ドキュメンタリー映画『がむしゃら』。

現在、渋谷イメージフォーラムで
5月8日まで上映が延長され、
他、全国13館での上映が決まっています。

5月4日のイメージフォーラムでの上映後はトークショーが開催され、
私も高原秀和監督、主演の安川惡斗さんと
出演させていただくことになりました。

映画の紹介はこちら↓

http://www.maxam.jp/gamushara/#Theater

上映は11時から。
渋谷イメージフォーラムの場所はこちらです↓

https://www.google.com/maps/place/シアター・イメージフォーラム/@35.660289,139.707026,15z/data=!4m2!3m1!1s0x0:0x55b8b4cf1506b4ca?hl=ja-JP

人が真剣に生きる姿を、
胸が痛くなるくらい、真っ直ぐ撮っている映画です。


少しでも興味を持っていただいたら、
ぜひ観てほしいです。

人を信じたいと思う。
自分のことは好きでなくていいけど、
やっていることを信じられればいい。

他人の眼を意識して行動を狭めることは、
なんて人生の無駄なんだろうと思う。
いま生きている。明日はどうかわからないけど、
いまが明日に繋がっている。


私としてはなんとか4日までは絶対生きて、
前日までに長編と連載原稿を仕上げるのです・・・!

白いミミズ

いまのマンションには12年くらい住んでいて、
駐車場の周りに植え込みがあるんですね。

引っ越してきた当初、4〜5歳くらいの男の子たちが、
大きな木の下でなにかを探していたんです。

「なにを探してるの?」
「白いミミズ!」

一度、一緒に探したことがあって、
その後も彼らと会うと、「見つけた?」「うん、二匹!」
なんて会話を交わしていたのです。

その中のひとりが、いまも同じマンションに住んでいて、
でも最近の彼は、
パンツが見えるくらいズボンをずり下げて、
夜中に外階段の真ん中で大股を開いて座り、
携帯を片手に、ハキハキしない口調で喋っているんです。

それで深夜にゴミを出しに行く私を、
正体不明のおばちゃんみたいに無視するんです。

あと数年したら、
今度はスーツを着た彼を見るのかしら。
それで挨拶くらい、また交わせるのかしら。
それとも、このマンションから出ていくのかしら。
大きくなったね。

『日曜日、すずは口笛を吹いた』

福島県を舞台にした映画『トテチータ・チキチータ』で、
2013年「日本映画批評家大賞」の「新人監督賞」を
受賞なさった古勝敦さん。

http://totecheeta.jimdo.com

東日本大震災後、サテライト校
(避難区域に指定された場所に所在するため、
 区域外に移動、または集合させた学校のこと)に通う少女と、
恐竜を主人公にした、人々のささやかで切実に生きる日常、
そのぬくもりを描いた作品です。

その古勝敦さんが今回、吉本興業がプロデュースする地域発信型映画、
『日曜日、すずは口笛を吹いた』をお撮りになりました。

http://www.yoshimoto.co.jp/sumimasu/chiiki_eiga/localmovies/2014/05/post-kagoshima.html

約32分間の、きれいなきれいな映画です。
出演なさっているのは、地元奄美大島の方々がほとんど。
皆さんの佇まいが、美しく勇壮な景色のひとつになっています。

以前、地球のあらゆる場所を空から撮影した写真を
見たことがあります。
そのとき、人間が建てた家々の形や色、海岸のパラソルの並び、
山を削り、海を埋め立てた跡、すべてが、
昆虫のダンスの跡や、群れた巣の形状と同じ、
生物が生きることによって生まれるデザインなんだと感じました。

古勝敦さんご自身も奄美大島のご出身。
映像と光の美しさをご堪能いただきたいです。
観た後は、ストーリーの続きをにっこりしながら想い浮かべてしまう、
心のあたたかい場所に残る映画。
DVD発売、iTunes Storeでのダウンロード販売が開始されています。


古勝さんとは、私が音楽をやっていた頃に、
何度かお仕事をしたことがあって、
住まいと仕事現場がお互いに離れたいまも、
『蝮の舌』(小学館)や『ドミソラ』(幻冬舎)を出すたび、
感想を送ってくださったり、上京された折にお酒をご一緒したり。

『トテチータ・チキチータ』を思い出すといつも私は、
PPMの『パフ』を自然と口ずさんでいます。
この作品のプロデューサーでスタイリストメイクの古勝たつ子さんが、
福島出身で、この歌を好きでした。

当時、たつ子さんと私はお金のないオーディオメイトで、
(周りのオーディオファンは、一千万超は軽く注ぎ込んでいたので、
 ふたりで必死に、数千円台のケーブルとかの情報交換をしたり、
 互いの家で視聴会を行ったりしていた)
私はJBLのスピーカーを買うために、古勝さんの事務所で
短期アルバイトをさせていただいたりとか。
懐かしい。

最近、人さまの作品の紹介ばかりしているなぁ(笑)
でも、大好きな方々のご活躍は本当に嬉しい。
よし、私も仕事しよ。

『特選生活x』

発売中の『特選生活X 』で、
深志美由紀ちゃん、大泉りかちゃんと対談しています。

雑誌名が昭和っぽくて素敵。
ちゃんとした対談用の部屋でちゃんとシラフで喋っているのに、
三人で会うと録音マイクの存在も忘れて突っ走り状態。
楽しんでいただければ嬉しいです。

映画『がむしゃら』

映画『がむしゃら』を観た。

監督 高原秀和
悪役女子プロレスラー、安川悪斗のドキュメンタリー。

http://www.maxam.jp/gamushara/#Theater

不器用だから、真っ直ぐであり続けることしか知らない。

前半、彼女の生い立ちを追うシーンは重く心に突き刺さる。

他人に傷つけられる自分が許せなかった。
だからその傷を自分で深くして、見えなくしたかった。

ちょっと違うかもしれないけど、私なりの共感があった。
だからこそ、彼女がリングで大怪我を負うシーンでは、
私の顔が笑っていた。
彼女は最高のヒールレスラーで、アクトレスで、
思いきり生きているひとりの人間だったから。

いろんなものを乗り越えて、
いまも乗り越えたいものを持っている。

たぶん彼女がリング上で死んでも、
私はその試合を観ながら笑顔になり、祝福すると思う。
そして自分も、そんなふうに生きたいと思う。

現在、渋谷イメージフォーラムで上映中。
その他にも大阪、京都、広島、青森など、
全国十箇所くらいの上映が続々と決まっており、
今後も増えそう。

自分のいまと、周りの人間が愛しくなる。
山あり谷ありでも、なんだかんだ言って
生きていることが楽しい、生きていたいってことは、
過去のどんなことも、受け入れているってこと。

許してはいけないものもある。
でも、受け入れて糧にする力を、人は持っている。

スポニチ『楽園の女』連載

もう4月の3日なのですね・・・

ご報告が遅れましたが、
スポニチで4月1日から官能小説『楽園の女』を連載しています。

挿絵は大柴宗平さん。

ご本人とは何度もパーティなどでお会いしているのに、
お仕事をご一緒するのは初めて。
気合いが入り直す感じです。

本の紹介コラム『ジュクッ読』は4〜6月の間、月曜日に移動します。

風が強いですね。
小さなお子さんのいらっしゃる方は、
転ばないようどうぞお気をつけて。

昨日は仕事仲間さんたちと、靖国神社でお花見。
桜と真っ白に輝く月に見守られたお祝いの夜でした。
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