忘れた頃にくるのが

このところ、明け方に寝る習慣が続いていたのだけど、
昨夜は少し早い時間に仮寝のつもりでベッドに入ったら、
雷鳴で目が覚め、時刻は13時過ぎ。

知らないうちに風邪でもひいていたのか、
11時間も寝て、体力回復の実感。
睡眠は万病の薬です。

東京は久しぶりに長いこと雷が鳴り続けていました。
お出かけ先の人は大丈夫だったでしょうか。


最近、私に私怨を持つ人が、他人様を巻き込む形で
恨みをぶつけてきて、少々疲れていたところ。

世の中にはロックオンした相手にだけ見せる
狂気を持つ人がいて、
そういう人は不屈の精神力で、
狂気を薄めたり濃くしたりしながら持続させる。
こちらの被害は誰にも理解されない。

取材と思って眺めていれば、
いろいろと学ぶこともあり、
あえて事態を悪化させたくなる欲求を抑えている最中。
他人様のためにも、取材は自分で。


昨日、先月号の特選小説に寄稿した『極彩の女神』を、
ある編集者さんがわざわざ電話で褒めてくださって、
そんなことで気分がころっと上昇。

先週は、昔共演したベーシストさんが
『ドミソラ』の感想をくださって、
忘れた頃にくるのが天災と幸福。

サンスポ官能講座

今年もサンスポ官能講座が開かれます。

▼開講日 8月1、8、15日の各土曜日 
▼時間 14時~17時 
▼会場 産経新聞社東京本社(千代田区大手町1の7の2) 
▼参加費 一回5000円 
▼定員 各回40人 
◆講師 1日 丸茂ジュン、北山悦史 8日 橘真児、川奈まり子 
 15日 蒼井凜花、睦月影郎 
▼申し込み 電話03・3275・8948、FAX03・3243・8492。
〒100-8140 千代田区大手町1の7の2 サンケイスポーツ文化報道部
おはよう面「性ノン講座」係まで。

私は三年続けて講師をしたのですけど、
今年は外されました。
久しぶりに緊張感なく受講させていただくぜ。

全日行く予定。
15日の蒼井凜花ちゃんは、デビュー前からの友達。
彼女が今月出版した「令嬢人形」(双葉文庫)。
素晴らしい一冊だった。鳥肌が立った。
女の聖性と素朴さが狂おしく葛藤ながら調和している。

この凄み、ただの友達でいる頃から、
わかっているようでわかっていなかった。

だって最初に会ったのは私のライブの客席で、
女の子のお客はみんなメンヘラ全開なのに(それが可愛いんだけど)、
なんでこんな完璧なクールな美人がいるのって、
ビビってサインもいつもろくにできなくて、
でも彼女が私より一年早く作家デビューしたときに本を送ってくれて、
やっぱりおかしな人でした。

その後、一緒に呑むようになって、
ふたりとも奢りたがりなので、
毎回壁が水槽になっているレストランとかで甚だしく三軒、四軒、
最後は明け方に開いているファミレスで
限界まで豪遊しつつ、女同士の話を真剣にしたものです。

女の闇を清らかに浄化する人。
不器用すぎて真っ直ぐな、美しく誠実な作品。
今回は古巣のCAの制服で講師をするらしいです。

お酒とゴミへのモチベーション

6月に長いこと実家に帰っていたおかげで、
帰京してからも続いている習慣がいくつかあります。

ひとつは減酒。
いまも母に注意されている気がして、
アルコール摂取量がガクッと落ち、
ここ数日は一滴も呑んでいません。

だからといって、特に体調が良くなったとか、
仕事が格別にはかどっているとか、そんなことはなく、
でも体に悪いことではないので、
また呑みたくなるまで、この習慣を続けてみようと思います。


ほかにはゴミの分別。
私の住んでいる区はCDでもプラスチック類でも燃やしてくれるし、
回収もスーパーでもらったレジ袋でも持っていってくれるのですが、
実家のある市のゴミ出しは有料制になって、
ちょっとしたプラスチックもNGだったりで、
パックの値札シールもいちいち剥がさなきゃならないし、
うっかりミントスのケースも捨てられないしで大変です。

いいことではある筈なんですけどね。
実際、有料化されてからゴミの全体量が減ったらしく、
資源ゴミが本当に資源として活かされているのなら、
やりがいのある感謝の行為です。
私もゴミを限界までコンパクトにする癖がつきました。


でもねー、モチベーションが上がらないんですー。
これ、税金でもなんでもそうですけど、
私たちの労力とお金が、「こんなふうに活かされましたー」
「おじいちゃんやおばあちゃん、子供たちがこんなに笑顔になってー」
っていうのが見えれば、出すべきものは一生懸命出しますよ。
いままで以上に動きますよ。

だけどエコの件ひとつにしても、
廃油でつくられたエコ製品であるレジ袋が有料化される一方で、
新しい石油でエコバッグをつくったり、
日本の間伐材でつくられていた、質のいい割り箸を、
わざわざ外国の木を倒してお金をかけてつくったり、
地域で分別されたゴミは結局、後でひとまとめにされて
燃やされたり埋められたり。

出した税金でどう見ても必要以上の建物を建てると言われたりとか、
もう、そんなこんなの繰り返しで、
しょっぱなから国の政策を信頼できない
心理状態になっちゃっているんですね。
絶対にうちら、なんか利用されてるよね、
あるいはお馬鹿な政治家の巻き添え食ってるよね、
っていう疑心暗鬼が先に立っちゃいます。
病んでいます。


ちなみに、自分の行いの結果を知るっていう
「手応え」があるかどうかって、本当に大切なんですよ。
音楽演奏でも、自分の出した音をリアルタイムに聴く
モニターがあるかどうかで、演奏が格段に違ってくるんです。
たとえば戦後初のボストンフィルの録音で、
最初はどうも上手くいかなくて、スタッフたちが悩んだ末に
試しにモニターを置いたところ、一気に楽団員たちの士気が高まり、
音の回り込みを凌駕するほどの名演奏が録れたってことも。

「エコ」のおかげで誰かが儲かるのは資本主義だから当然だとして、
本当にこれは意味のあることなのか、
有意義に使われるお金なのか。信じたいです。
本来は、政策が変わるたびに「よっしゃそういくか、頑張ろ」
となるべきところを、
「はー、お上がまたなんかやらかすんかいな」
との反応になってしまう自分に愕然とします。

そこで「だってきみらが選挙で選んだんじゃん」なんて言われても、
それって追い打ちです。
ほとんどは消去法で、
誰かを信じたいから信じて投票するしかなかったのですよね。

あと、ゴミの分別は本当に大変!
時間、腕力、場所が必要。
腕力はともかくとして、時間と場所はほとんどの日本人は持ってない!
細かな作業ができる視力と手先の器用さも必要。
独居老人の方には困難なことですよ。
うちの実家周辺は田舎ということもあり、
ご近所さんが助けていますが、
そういう助力のないひとり暮らしのおじいちゃんおばあちゃんは、
新しいルールについていけなくて、
出したゴミを回収してもらえない、ということもあるそうです。
けっこうこれ、深刻な問題だと思います。

それと、金属類を厳しく分けて出すようになったので、
(ライターの金具とか)
そういうのを出す日は、そういうのが必要な人たちが夜中のうちに
住宅街にやって来て持っていきます。
私たちはまるで彼らのために分別しているようなものですが、
うーん、逞しくもある。
これくらいの逞しい政策を政府にも望みます。


んでも望んでいても仕方ないので、
とにかく、困っているおじいちゃんおばあちゃんがいたら、
お手伝いする!
ちっちゃいことでも、もうできることはなんかやる!
文句は言うだけ言って、その分、
微力でやれることをやるしかないです。
私は身の回りでできることだけやっていますが、
そうしたら、昨日、お礼にと、トマトのがっつり詰め合わせと
キュウリの束と、その方がつくったシソ味噌をいただきました。
味噌キュウリにポリポリ舌鼓を打ちつつも、
ビールを呑みたくならない自分が、大人になったというか、
ひょっとしたら腎臓肝臓だけ
大人になりすぎたのかなって気もします。

ファルセットな夏

突然、夏らしい陽気に。
お洗濯物が気持ちよく乾きますね。

一昨日は風で洗濯物がマンションの一階の方のお庭に飛び、
管理人さんと一階の住人さんのお世話になってしまいました。

お庭にお邪魔させていただき、飛んだものを受け取って、
ふとそのお宅のベランダの下を見ると、
ずいぶん前に失くしたと思っていたフェイスタオルが、
泥にまみれてビチョーン。

「すみません、これもうちのです!」
「あ、気づかなかった。見つかって良かったですね〜」
迷子の仔鹿を探し当てたような悦びを分かち合ってくださった、
管理人さんと住民さんでした。

そのタオル、もう肌に当てて使おうとは思えませんが、
せめて私の手で雑巾として蘇らせることが出来て嬉しいです。


ところで作家さん方はふだん家に閉じこもっているせいか、
たまに会合があると、三次会、四次会としつこく続け、
カラオケにも行きます。
気づくと朝です。

私も先輩についていって、たまに歌うこともあるのですが、
最近のカラオケには、一曲分の消費カロリーが
表示されるメーカーがあるのですね。
だいたい一曲5分あたり、7カロリーから20カロリーと出ます。

すごいなー、これ誰が測っているんでしょう。
「日射しがー」っていうのがあって、
「ひとつ弱まるたーびにー」っていうのがあって、
(JASRAC突っ込み避け)
この歌を知っている人、
菊池桃子の物真似バージョンと
自分バージョンで歌ってみてくださいな。

菊池桃子バージョンがいかに肺活量を要するか、
ファルセットがいかに肉体を消耗するか、
男が好きな女の声が、どれほど全筋肉と内臓を使い果たしているか、
知ってから測れよもう。
ヒールを履いてミニスカ穿いて、
儚げなふうにこの声を出していた桃子ちゃんは神。
歌の消費カロリー以上の飛んだり叫んだりの
エネルギーを強いるブルーハーツも神。
歌うのと聴かせるのは違うんだなぁと、いまさらながらに思います。

東京の晴天は15日でいったん途切れるようです。
明日は母の誕生日プレゼントを選びに静かに外出。

奈良に帰省でした

しばらく奈良に帰省。

京都を通って滋賀のほうにも足を伸ばしたり、
母と奈良の山道をドライブしたり、
近所の田んぼでカブトエビやアメンボ、ヒル、
名前のわからない、緑色のマフラーをひらひらさせている
小さく透き通った生物を眺めたりと、
田舎を満喫の11日間。

水田の生き物たちって、毎年どこから来て、
どこに行くのでしょう。
というか、冬の間は卵の状態で土にいるそうですが、
田植えの時期に急にわらっと現われて、
子供の夏を賑やかしてくれます。

ご近所には、航空機器の製造販売会社の社長さんがいらっしゃり、
空を職場とされる方は、さすが時間と距離のスケールが桁違い。
私が家から駅まで20分間、歩いている間に、
その方は大阪から日本海までポンとひとっ飛び。
「高知の祭り? ああ一時間やし行こか」
「東京なぁ、静岡あたりで忘れ物に気づいても取りに帰れるで」
今回は、その方がヘリコプターをおろしている病院も
見学させていただきました。

さて明日は半夏生。
農家の方には仕事がひと区切りつく目安の日なのだとか。
私は奈良で書き終えた原稿の、編集者さんからのお返事を待ちつつ、
某撮影場所への取材です。
半夏雨という急な大雨の降りやすい時期でもあるとのことで、
外出時にはくれぐれもご注意を。
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