悪質ではありますが
先日伺った、70代の某作家さんの「オレオレ詐欺」話。
詐欺犯が装ったのは、作家さんの娘の旦那さん。
「お義父さん、助けてください!
会社でこれこれこういう失敗して、
三百万を弁償しなきゃならないんです!」
電話でそう言われて作家さん、
――そうか、娘婿は、こんなに僕のことを頼ってくれていたのか!!
作家さん「わかった、力になる! とにかくすぐに戻ってきなさい!」
詐欺犯「いや、一刻も早くお金を用意しなきゃならなくて、
お金の受け取りは――」
作家さん「大丈夫だから、そんなところにいないで、
いまは戻ってきなさい!!」
詐欺犯は「戻る」わけにいかないので、そこで電話を切ったそうです。
作家さんは心配でたまらず娘さんに電話をし、そこで詐欺だと判って、
「なんだ、娘婿が僕を頼ってくれたんじゃなかったのか……」
とショボン。
ちなみに作家さんがなぜ「戻ってきなさい」と
おっしゃったかというと、
娘さんご夫婦は作家さんのお隣にお住まいだからだそうです。
詐欺犯はおふたりの電話番号のほか、
なにをどこまで調べていたのでしょうか。
「オレオレ詐欺」は、相手の失敗バージョンだと、
小姑目線で微笑ましいです。
詐欺犯が装ったのは、作家さんの娘の旦那さん。
「お義父さん、助けてください!
会社でこれこれこういう失敗して、
三百万を弁償しなきゃならないんです!」
電話でそう言われて作家さん、
――そうか、娘婿は、こんなに僕のことを頼ってくれていたのか!!
作家さん「わかった、力になる! とにかくすぐに戻ってきなさい!」
詐欺犯「いや、一刻も早くお金を用意しなきゃならなくて、
お金の受け取りは――」
作家さん「大丈夫だから、そんなところにいないで、
いまは戻ってきなさい!!」
詐欺犯は「戻る」わけにいかないので、そこで電話を切ったそうです。
作家さんは心配でたまらず娘さんに電話をし、そこで詐欺だと判って、
「なんだ、娘婿が僕を頼ってくれたんじゃなかったのか……」
とショボン。
ちなみに作家さんがなぜ「戻ってきなさい」と
おっしゃったかというと、
娘さんご夫婦は作家さんのお隣にお住まいだからだそうです。
詐欺犯はおふたりの電話番号のほか、
なにをどこまで調べていたのでしょうか。
「オレオレ詐欺」は、相手の失敗バージョンだと、
小姑目線で微笑ましいです。