29日のイベントが無事終わりました。
来てくださった皆様、ありがとうございます。
官能小説と映像業界の方、そのファンのお客さんの前で、
どれだけの話ができたのかわかりませんが、
客席からの質問もたくさん来て、話のネタは尽きず、
楽しんでいただけたのでしたら良かったです。
お店の雰囲気などもお伝えしたかったのですが、
この日はあれこれバタバタして、写真を撮るのを忘れてしまいました。
下北沢の開発にともなって閉店するワインカフェ下北沢、
10月いっぱいは開いておりますので、
ご付近の方、良かったらぜひ足を運んでくださいませ。
https://love-shimokitazawa.jp/archives/242さて、翌日は昼間に所用を済ませ、
夜は舞台役者でシャンソン歌手の、
多岐川装子ちゃんの出演するシャンソンバー、
銀座ボンボンへ。

ピアノめっちゃ触りたくなる……

カウンターと、マスターの福浦光洋さん。
アルバムもお出しになっているプロのシンガーさん。
トップは依田知絵美ちゃん。
フランソワーズ・アルディ、フランス・ギャル、小坂明子さんの
歌が、清らかで伸びやか。
歌はすべての人が歌えるけど、
一定の年代の人にしか出せない空気ってあるんですよね。

MCもおもしろい福浦さん。
津軽弁のシャンソンなんて初めて、と思っていたら、
大阪弁バージョンなどもあって、その自由さに圧倒&解放感。
心全開で聴いて飲み進めるうちに、

トリは装子ちゃん。
大竹しのぶさん主演の『にんじん』の、
主人公の姉の義母役でもそうでしたが、
高校生の頃から、いまも小柄で明るい太陽のような彼女が、
ステージに出ると六回くらい往生して生まれ変わったかのような貫禄。
特にミルバとバルバラの歌が圧巻。

装子ちゃんの次の出演舞台は、
鹿賀丈史さん、市村正親さん主演の『ラ・カージュ』。
こちらはまた若い娘さんそのもので演じています。

ピアニストの桑原裕子さんと。
ね、笑顔ー♪

店内はどこを見ても楽しくて、

トイレもこんな感じ。
ゲンズブールとジェ……わ、シャルロットだ。
この日も行きたい↓

お店の常連さんたちに、バンドネオンのルーツを伺ったり、
琵琶やタンゴのことを教えていただいたり、
豊かな時間を過ごさせていただきました。
最後に装子ちゃんとパチリ。
私、酔っ払って頬が赤いので、装子ちゃんが
何度も白く撮り直してくれたのですが、
この黒いのがいちばん自分的にマシなので、これをアップするぜ。

いやぁ、奈良の帝塚山学園の円形校舎で机を並べていた頃から
約30年後に、お互い東京でこんなことしているとは。
同窓会のお知らせが、いまだに私たちにだけ来ないのはなぜ。
翌日は午前中から、地下のようなところで打ち合わせをしたり、
陽光の降り注ぐホテルのテラスで打ち合わせをしたりで、

午後は、以前に私も出演した『大人の学校』の、
『深志美由紀第三回講座』へ。

ゲストは小沢カオルさん。
会場に入ったら客席のお隣に、
2日前のイベントで一緒だった南部のくまちゃんも。
わー、世間って狭い。
めっちゃ面白かったです。
美由紀ちゃんのダメ男の話は、何十回聞いても笑える。
もう定期的に聞かないと生きていけないレベルの麻薬。
小沢さんのそれがまたキツくてリアルで、
体験取材の話は引き込まれました。
この複雑な話を簡潔にヴィヴィッドな言葉に変換して
客席を笑わせるお力がすごい。
『酔うと化け物になる父がつらい』が、凄みのある一冊です。
そして、この日は『妄想ノススメ』第一期トリオで集結。
右から大泉りかちゃん、深志美由紀ちゃん、私。

いまは3人で、スポニチ火曜日版で
『女流作家のお悩み相談室』を連載中です。
業界内での評判が良いようで嬉しい。
なんだろ。中高生時代に同じクラスだったら、
たぶん仲良くならなかったような3人なのに。
私にとっては戦友。
とても楽しい二次会の後、新幹線で帰郷。
ひとり打ち上げが、またオツなもので。

さあ奈良に帰って、また籠もりきり仕事生活を再開です。