うかみ綾乃 official blog

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ニャンニャン…『嗤う肉』

ニャンニャン…『嗤う肉』

ゲラと一緒に、思いがけずいただいた……「おそ松さん」のクリアファイル。四男の一松とエスパーニャンコ。好きなものは好きだと、素直に表明してみるものです。素直になって損することもたくさんあるけれど、「世界はこんなにも優しい」、と感じることもあるものです。あ、ゲラもちゃんと見ます。連載中の『嗤う肉』。ちなみにこの出版社の社長さんがお若い頃、赤塚不二夫さんの担当編集者さんでした。当時のエピソードを伺うと、泣...

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ゲラと一緒に、思いがけずいただいた……

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「おそ松さん」のクリアファイル。
四男の一松とエスパーニャンコ。

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好きなものは好きだと、素直に表明してみるものです。

素直になって損することもたくさんあるけれど、
「世界はこんなにも優しい」、と感じることもあるものです。

あ、ゲラもちゃんと見ます。
連載中の『嗤う肉』。

ちなみにこの出版社の社長さんがお若い頃、
赤塚不二夫さんの担当編集者さんでした。
当時のエピソードを伺うと、
泣いたご苦労話ほど、楽しそうに話されます。

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小説はこちらから↓

https://www.yomuco.jp/comic/116

少女時代に、苛めにより全身大火傷を負った姉と、
姉の生活のすべてを守りながら、
加害者たちへの復讐を繰り返す弟。

更新が不規則なのが、ごめんなさい。
今回のゲラも気持ち悪い話でした。
自分なりの真骨頂を出せた作品だと思っています。
どうぞ読んでください。

男子フィギュア素晴らしかったです

男子フィギュア素晴らしかったです

昨日と今日のオリンピック男子フィギュア、素晴らしかったです。羽生くんの復活の演技はもちろん、すべての選手に魅せられました。彼らは技術だけでなく、滑る姿そのもので目を惹きつけますね。ミスをしてしまったけれど、イスラエルのダニエル・サモヒーン、ジョージアのモリス・クヴィテラシヴィリの演技も、最後まで息を呑んで見入りました。選手たちの滑った跡のついた、氷の模様がまた美しい。フィギュアスケートは、選曲でも...

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昨日と今日のオリンピック男子フィギュア、素晴らしかったです。
羽生くんの復活の演技はもちろん、すべての選手に魅せられました。

彼らは技術だけでなく、滑る姿そのもので目を惹きつけますね。
ミスをしてしまったけれど、イスラエルのダニエル・サモヒーン、
ジョージアのモリス・クヴィテラシヴィリの演技も、
最後まで息を呑んで見入りました。
選手たちの滑った跡のついた、氷の模様がまた美しい。

フィギュアスケートは、選曲でも楽しめますね。
今回もっとも私が昂ったのは、
カナダのパトリック・チャンの演技に使われていた、
ジェフ・バックリィの「ハレルヤ」。

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アルバム『GRACE』の中の一曲。
オリジナルはレナード・コーエン。

U2など様々なミュージシャンがカヴァーしていますが、
ジェフ・バックリィの祈念の凝縮したような声に、
引きずり込まれるような深みがあります。

好きな曲を自分のCDやデータで何度聴いても、
テレビや外出先で偶然耳にしたときの感動は、また格別。

素人耳にはすっごく飛びにくそうな曲なのですけど。
選手は自分の血肉に溶け込ませるんだろうなぁ。

タイトル曲「GRACE」も、良かったらぜひ一度聴いてみてください。

雪景色

雪景色

朝起きたら雪景色。きれいだな。様々な災害も起こす雪ですが、白色であるおかげで、救われている面が随分とあると思います。昨夜、ベッドで本を読んでいたら、ちょうど深夜12時、友人がLINEごしに、ワインと鶏レバーで誕生日を祝ってくれました。そうなると私もモゾモゾと起きだして、台所で缶ビールをプシュッ。おつまみは、残っていたホウレンソウと昆布のお浸しをベースに、即席でつくった豆腐の白和え。夜に自宅でお酒を飲むの...

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朝起きたら雪景色。

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きれいだな。
様々な災害も起こす雪ですが、
白色であるおかげで、救われている面が随分とあると思います。

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昨夜、ベッドで本を読んでいたら、ちょうど深夜12時、
友人がLINEごしに、ワインと鶏レバーで誕生日を祝ってくれました。
そうなると私もモゾモゾと起きだして、台所で缶ビールをプシュッ。

おつまみは、残っていたホウレンソウと昆布のお浸しをベースに、
即席でつくった豆腐の白和え。

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夜に自宅でお酒を飲むのは久しぶり。
ふだんは明るいうちにしか飲みません。

これは「酒は朝に飲め」という北条氏康の教えに倣っています。
氏康曰く、「夜の酒は失敗しやすい。
朝だと深酒することもなく、午後には酔いが冷め、
なにかと異変の起こりやすい夜に、冷静に対処出来る」

戦国時代。彼が闘っていた武将は、
サイコイケイケ酒豪の上杉謙信や、ガチ攻め酒豪の武田信玄。
ストイックな氏康は、いつ来るかわからない夜襲に常に備え、
戦に勝った後でも、勝利の美酒を飲まなかったそうです。

サイコイケイケとガチ攻めに萌える私としては、
ストイックを真似したい所存。
明るいうちでも深酒しますけど。

今日は誕生日会で外出する予定だったのですが、
足元が危ういので延期。
代わりにと、いま母が、私の好きな酢豚をつくってくれている模様。
お酢と豚肉の匂いが、午前中から飲欲をソソります。

奈良の平群産の、赤イチゴ、ピンクイチゴ、白イチゴも、
それぞれの甘さがあって美味です。

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バースディメールをくださった皆さん、心からありがとうございます。
どうぞ、あたたかな冬の一日を。

京都散策3

京都散策3

前回の続き(3)です。夕食は「京やきにく 弘 八坂邸」さんへ。旧暦十三日の月も輝いています。大阪風の焼き肉に慣れた私には、「京やくにく」とは? との疑問があったのですが、美しい庭を眺めながらの上品なコース料理。でもボリュームはたっぷり。口に入れるとすぐに溶けて、ずるいよずるいよ。里芋のポタージュに、和牛珍味と季節の彩りの盛り合わせ。和牛タルタルサラダ仕立てと、牛とろの霜降り寿司。この後もステーキ三種...

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前回の続き(3)です。

夕食は「京やきにく 弘 八坂邸」さんへ。
旧暦十三日の月も輝いています。

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大阪風の焼き肉に慣れた私には、
「京やくにく」とは? との疑問があったのですが、
美しい庭を眺めながらの上品なコース料理。
でもボリュームはたっぷり。
口に入れるとすぐに溶けて、ずるいよずるいよ。

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里芋のポタージュに、

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和牛珍味と季節の彩りの盛り合わせ。

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和牛タルタルサラダ仕立てと、

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牛とろの霜降り寿司。

この後もステーキ三種ややきにく二種など、延々と料理が続き、
私はもう写真を撮らず、食べることに熱中した次第。

このお店はワイン蔵も所有していて、客の好みに合わせた
銘柄を選んでくださいます。

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ライトアップされた庭。お手入れが見事。
松の木が綿のようです。

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天気にも恵まれて、いい一日でした。
立ち寄ったお店の方々にも、楽しいお話をいただいて感謝。
また違う季節に、ぜひ訪れたいものです。

京都散策2

京都散策2

前回の続き(2)です。京都の産寧坂を歩くのは中学生の頃以来。当時はお土産物屋さんにしろ、湯豆腐屋さん、骨董屋さんにしろ、茶色い感じのお店が並んでいましたが、いまは外国人観光客向けのカラフルなお店がいっぱい。聞こえてくるのも9割方が中国語で、皆さん、レンタル着物を着てソフトクリームや豆腐饅頭を召し上がっていました。わー、井筒八ッ橋本舗の看板娘、夕子さん。八ツ橋アイドル界ではもうひとり、聖護院八ッ橋総本...

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前回の続き(2)です。

京都の産寧坂を歩くのは中学生の頃以来。

当時はお土産物屋さんにしろ、湯豆腐屋さん、骨董屋さんにしろ、
茶色い感じのお店が並んでいましたが、
いまは外国人観光客向けのカラフルなお店がいっぱい。

聞こえてくるのも9割方が中国語で、皆さん、
レンタル着物を着てソフトクリームや豆腐饅頭を
召し上がっていました。

わー、井筒八ッ橋本舗の看板娘、夕子さん。

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八ツ橋アイドル界ではもうひとり、聖護院八ッ橋総本店の
おたべちゃんも有名です。

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坂の風景や、途中、かんざし屋さんなどに寄りつつ、
ふと見上げれば清水寺。
圧巻。階段数も凄い。
観光客の皆さんは、キャリーバッグを持って逞しく上っています。

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元馬小屋につくられた、桧皮葺の模型。精密。

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上って、上って。

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清水の舞台付近からの京都の山並みと町並み。
わー、あんなところから上ってきたのか。
自然と人の営みが溶け合っています。

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一面の桜の木。
春は美しいピンク色に染まるのでしょうね。
冬は冬で枝ぶりが迫力。

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少し離れた場所から見た清水寺。
いまは修繕工事が行われていました。

修繕も、鉄筋などを使えば早いのでしょうが、
おそらく景観を守るために、すべて木組みで行われていました。

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帰り道に寄った喫茶店で、

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このお店名物の、珈琲ぜんざいを注文。
小豆とバニラアイスクリームの上からカフェオレをかけて、
混ぜてスプーンでいただきます。
優しい甘さ。

次に目指すは建仁寺。

と、その前に、途中にあった六道珍皇寺というお寺に
立ち寄りました。
ここには小野篁が冥界に通ったとされる井戸があり、
この付近が「六道の辻」とされてきたのだとか。

六道とは、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上と、
人間が業因によって巡る六つの世界のことですね。

個人的には非常に興味を引かれるお寺さんで、
写真を撮ると、なにか写りそうな気配がありました。

お地蔵さんもたくさんいましたよ。
お地蔵さんは、仏さんの中では唯一、下界にも出張して
衆生を救ってくれる存在です。
賽の河原で子供たちを慰めてくれるのもお地蔵さんです。

瀟洒な建物を用意されているほかの仏さんに比べると、
吹きっさらしの中に佇んで世を見つめる彼らに健気さも感じて、
私はお地蔵さんファンです。

このお寺のことは、今度またゆっくり調べよう。
今回は丁寧に手を合わせて、

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建仁寺です。

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そうそう、寺社巡りをするときは、
あらかじめポケットに小銭を仕込んでおいたほうが便利です。

このお寺も、あっちに賽銭箱、こっちに賽銭箱。
賽銭箱が口を開けていると、幾らかでも
入れなきゃならない気がするものです。

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すぐ間近で大きなサギが翼を広げて飛び立ち、
池では整った庭が揺らめき、
靴音が静かに響きます。

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また喫茶店で一休み。
今度は抹茶オーレをいただきます。
この時点で歩数計は約16000歩を差していました。

次はいよいよ夜のお食事。

京都散策1

京都散策1

先日は京都の東山あたりを散策してきました。祇園四条駅付近から望む鴨川。柳の枝が表情を添えています。雲の濃淡も美しい。大石内蔵助が昼行灯時代に遊んだという一力茶屋。八坂神社に入ると……猫が睨み合って唸っていました。この写真を撮った後に、上の子が下の子に飛びかかって、大声で喚きながらの取っ組み合いの大喧嘩。どんな事情があったのでしょうか。互いに怪我がなければいいのですが。かと思うと、虚無僧の尺八ストリー...

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先日は京都の東山あたりを散策してきました。

祇園四条駅付近から望む鴨川。
柳の枝が表情を添えています。
雲の濃淡も美しい。

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大石内蔵助が昼行灯時代に遊んだという一力茶屋。

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八坂神社に入ると……

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猫が睨み合って唸っていました。

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この写真を撮った後に、上の子が下の子に飛びかかって、
大声で喚きながらの取っ組み合いの大喧嘩。
どんな事情があったのでしょうか。
互いに怪我がなければいいのですが。

かと思うと、虚無僧の尺八ストリートライブ。

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めっちゃ格好いい。
私が前の箱にお金を入れると、周りの人たちも入れはじめていました。

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庭も町並みも趣たっぷり。

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一緒に歩いた京都の親戚が、
「ねえ、京都はどこもお庭がきれいで、
吹きっさらしの奈良とは違うてねえ」と
素で言うのにも、京都魂を感じます。

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歩いていると、北政所が豊臣秀吉の菩提を弔うために建てた高台寺に。
ねねの道を上ります。

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日射しに青葉がきれい。

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こういう寺社に来ていつも思うのは、
脚の悪い人やお年寄りにも優しいバリアフリーにならないかなと。
せめて石段に手すりがあれば、もっと多くの人が訪れるのになぁ。

さて次は、産寧坂を上って清水寺を目指します。