舞い上がって息が止まって幸福になった

昨日は大阪フェスティバルホールで行われた、
島津亜矢さんのコンサートに行きました。

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こちらはパンフレット。
「むぞらしか」とは、熊本弁で「可愛いねぇ」という
ニュアンスの言葉です。

演歌でロックでジャジーでパンク。

この年でこんなに好きになるシンガーに出会えたこと自体が
幸せなことで、同時に、10代や20代の瑞々しい感性で、
この方の歌を好きになる人たちを羨ましく思いますよ。

鳥肌の立つ力強さ。全身これ楽器。
男性とか女性とかではない、
歌う方としての宿命的な色気が凄まじい。

それで……ね。
聞いてください、あの……

ちょっといやらしいことを言うと、ツテとか頼ったら、
コンサート会場の席っていただけないこともないのですが、
関係者席って、前すぎて音があまり良くないか、
音のいいPAに近い真ん中〜後部席をいただくことが多いのです。
音楽ライターさんなどは音をちゃんと聴いて
ステージ全体を見渡したいですから。

でも私、亜矢ちゃんのチケットは自力で取りたいし、
音的にも視覚的にもいい席が当たる奇跡を待ちたいのが、
ファン心理なんですね。

で、すっごい頑張って取った今回の席は、
前から11列目の、真ん中寄りの通路側から2番目。

「え、きた……?」

というのは、亜矢ちゃんは、いつも歌いながら客席に降りて、
二列の通路を亘りつつ、
通路付近の席にいるお客さんと握手してくれるのです。

「きた……握手席じゃないの、ここ……」

コンサートがはじまって、瞬間に心を持っていかれ、
集中しすぎて一瞬のような永遠のような時間が過ぎました。

一部の半ば、いよいよ握手タイムがやってきました。
亜矢ちゃんが客席に降りてきました。
向こう側の通路を亘って、だんだんこちらへと近づいてきます。

「わー、オーラの塊が目の前に来た……」

でも私、周りに一生懸命手を伸ばしている年輩の方々が
たくさんいらっしゃったので、思わず遠慮してしまったんです。
そしたら亜矢ちゃん、皆さんと握手した後に、私の目も見てくれて、
手を差し伸べてくれたの……

もうこのときのファンとしての感動……ね、ね……?
息が……できない、世界が止まった。

掌が柔らかかった。
アップで見た亜矢ちゃん、観音様のようにきれいだった。
数十センチ先にいる亜矢ちゃんの、生の迫力の歌声を聴いた……

昨日のその1秒間で私、一年分の運を使い切った気がします。
帰りにまた階段から落ちて、捻挫とかしてもいいと思いました。

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「機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 」の主題歌も
歌っていらっしゃいます。
格好いい。

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アルバムを買ったら、クリアファイルをいただきました。

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カヴァーアルバムの4枚目です。
ネットでは数曲、購入していたのですが、
中島みゆきさんの「命の別名」、
吉田拓郎さんの「落葉」、
改めて聴くと、声が心臓にのめり込んでくる感じ。

安全地帯の「じれったい」も素晴らしいです。
私は安全地帯や氷室京介さんにお書きになっている
作詞家の松井五郎さんの、ある種、男性にしか醸し出せない
歪んで尖った色気を放つ歌詞も好きなのですが、
女性でこの不気味な色香を放たれることに畏怖。

……と言い続けるとキリのない、
一日経っても感動に囚われているファンの独り言でした。

昨夜は感動の勢いで日本酒を思いきり飲みたかったのですが、
今日の午前中に電話取材が入っていたので、
アルコールは控えめに、おとなしくアルバムを聴いて床に入りました。
今夜は改めて、我が家制作のフグのヒレ干しと熱燗で、
たっぷり余韻に浸ります。
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