2月も終わりが見えてきました

もうすぐ2月も終わり。

私が外で飲むのはたいてい昼間で、
うちの近くで真昼間から飲めるお店には
生ガキや白子がありません。
近々、気合いを入れて食べにいかないと。

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でもフグ皮湯引きと熱燗で十分満足。
美味しい。
大人になって良かった。

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たまにはリッツカールトン大阪で珈琲とケーキ。

こちらのホテルは、
あたたかみのあるクラシカルなインテリアも素敵。

西梅田の地下道からホテルのエレベーターに乗り、
「チーン」という音とともに扉が開くと、もう異世界。

18、19世紀のジョージアンスタイルを
コンセプトにしているのだとか。

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引き出しのある家具を見ると、開けてみたくなりますね。

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あたたかい陽気がつづきます。
私はベッドに入ってから、シーツの下に敷いたホットマットが
じわじわとぬくもる数分間に、この上ない幸福を感じるので、
暖房器具たちと遠ざかることがちょっと淋しい。

そしてそろそろイネ花粉とスギ花粉との闘いがはじまります。
もう少しだけ2月でいてくれてもいいのよ。

保山耕一さん

先日は映像作家、保山耕一さんの上映&講演会へ。

かつては30年以上にわたって第一線のテレビカメラマンとして
活躍されており、
癌を患ったのを機に奈良へ移住された方。

さすがプロの映像だなぁ、と思ったのは、
ほとんどの映像には、カットごとにきちんと主役がいます。

でも、光も闇も強く美しいけれど、その間に存在する、
名もなきグレー的な存在が可憐。

木々の空間や、仏像の背後に移る影、
夕日に光る田んぼの端っこの、きっと小さなオタマジャクシや
アメンボが生を謳歌しているのだろう、わずかな水面の揺れまでが
すべて目に映り、自分のちっぽけな存在までもが
圧倒的に許されるような映像でした。

そして、撮られた年月を重ねるごとに、
ひとつも主役のいない作品が増えてきます。

というのは私の勝手な感想で、
これはご本人の撮るときのテーマで変わるのだとも思います。

が、この主役のいない映像が凄い。
舞い散る桜の花びらたち、奈良の夜明け、雲海に沈んだ町…

フレームを滲み破って神様の存在を匂わせます。

Youtubeに多くの映像がアップされているので、
良かったら観てください。
いろいろ考えすぎて眠れない夜など、
ただ眺めているだけで脳が安らぎ、
翌朝は起き抜けになんだか優しい気持ちになっています。
考えることはネガティブでもいいんですよ。
自分の視点が安定してさえいれば。



https://www.youtube.com/channel/UCulGvOCOU_8_EPmSJJS9PvQ

↑ほかのご作品もぜひ大きな画面で。

この方の、プロとしての技術と能力、
それをつかむために経た時間と熱中の凄みも感じます。

言葉の力もすごいなと思いました。
映像って、ただ眺めて、
個々の心で感じればいいものだとも思いますが、
保山さんは上映会で、映像を撮ったときのエピソードや、
どんな思いで撮ったかを、ユーモアたっぷりのトークで
伝えてくださります。

人って、そんなに常々、
自分の価値観やものの見方を定めているわけではなくて、
いつも揺らいで歪んでいるものだけれど、
撮ったときの思いを人間の共通言語で伝えられると、
それを自分の心のどの眼で見ようか、感じようか、
との選択が自然と浮かび上がってきます。

そして人間は人間、カエルはカエル、葉っぱは葉っぱ。
満月は、ただ満月。
生かされて精一杯生きている。

キャッチーな「癌」とかからでもいいから、
まずは観ていただきたいです。
人には俗悪も誠実もいろんな面があるもの。

そうして観たときの感動が、だんだん自分だけの、
誰にも譲れない心の分野に滲み広がってくる、
毅然としたぬくもりを、つかむ方は多いと思う。
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