なら燈花会

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夏の十日間、奈良を蝋燭の灯りで照らす「なら燈花会」に
行ってきました。
写真は浮御堂。

点灯は19時。その前にたっぷり歩くために栄養補給。
地元野菜&素麺のふしのサラダに、鶏さしみ。

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野菜&ポークの餃子に、最後に特別に
まかないの鶏茶漬けの冷やしバージョンをいただきました。
お酒は奈良の生駒の「くらがり越え」。辛口純米。

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19時前に猿沢池のほとりに立ちます。
点灯はサポーターの方々が、ひとつひとつの蝋燭に
火を灯します。

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この日は旧暦の7月12日。
東の空に12日目のお月様が輝いています。

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西の空も色とりどりに美しい。

古来から霊は山に棲まうと言われます。
中上健次によると、和歌山と三重に面する熊野が霊山とされたのは、
その神秘的な雰囲気のみならず、
奈良と京都というみやこの背後にある山だからだとか。

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池面に映る月。

10数年前、この池のほとりの旅館に、
制服向上委員会とPANTAさんとのライブツアーで
泊まったことを思い出します。
私は奈良の案内役も務め、
あのときは零下も記録する寒さでしたが、
出演者はもちろん、ファンの方々も、
熱気たっぷりで盛り上げてくださったのがあたたかな思い出。

今日はじっとりと暑いものの、
森と池を吹く風が、ときおり涼しい風を寄こしてくれます。

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浮御堂。

池に浮かんでいるオレンジ色の提灯の灯りは、
カップルが乗っているボートの灯り。
乗り場にカップルたちがめっちゃ並んでいました。

ちなみに私は小さい頃から、
ここの昼間のボートに乗りまくっているので、
漕ぐのはそこらの男子より上手いです。

大人になってから、一回だけデートで乗ったことがありますが、
相手のぎこちなさに黙っておられず、
オールを奪うようにして漕いだら、
その後しばらくして、なんか別れることになりました。

ここでボートに乗ったカップルは別れるという、
ボートあるある伝説の池です。

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浅茅ヶ原。

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歩いているうちに月が月齢を増し、
どんどん丸くなっていくのを感じます。

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竹と提灯のアーチ。

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点灯場所のひとつであり、屋台も豊富な甍-iraka-。

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ここを歩きながら、後ろの高校生くらいの男の子と女の子の
会話が聞こえてきました。

女の子(浴衣姿)「きれいなぁ、うっとりやわぁ」
男の子「来年はおまえ、彼氏と来れたらええな」
女の子「えー、そうやなぁ。はは」

あんたら、これから始まるのか、
ひょっとして、いろいろあっての最後のデートなのか。
来年でも数十年後でも、またここをふたりで歩いてはるのを、
妄想してしまうエモいわ思いきり生きて。

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ケルト音楽の生演奏。

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歩きながら1、2曲だけ聴くつもりが、自然と草地に腰をおろして
最後まで聴き入りました。
森の香りを孕む風をそよがせる音楽も、
楽しそうに演奏する三人も魅力的。

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白鳳時代から現在に至る奈良のデザインって、
どこかマヌケでユーモラスで愛らしくてポップ。

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浮雲園地。
奥に青白く佇んでいるのは大仏殿。

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最後の最後まで美しい。
歩数計によると久しぶりに一万歩、歩きました。

「なら燈花会」は14日まで。
毎年、行われているので、
機会があればどうぞお越しくださいね。

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●インタビュー記事掲載中「東京グラフィティ8月号」

●8月19日発売の「週刊ポスト」に短編を掲載予定。

●スポニチと「コクハク」に連載中。
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