2019-12-17 (Tue)✎
名古屋&東京から帰ってきました。最初にお知らせ。「コクハク」のコラムを更新しています。同性だから怖い 壮絶“女のセクハラ” #12周囲も違和感に気づき始め…知人を交えた飲み会の夜の出来事https://kokuhaku.love/articles/4475#当初の予定よりも長いコラムになったのですが、今回、東京で久しぶりに会う人たちから、嬉しい感想をいただくと、ほっとするとともに、いまは田舎で、ふだん同業者と会わない生活をしていて良かったと...
名古屋&東京から帰ってきました。
最初にお知らせ。
「コクハク」のコラムを更新しています。
同性だから怖い 壮絶“女のセクハラ” #12
周囲も違和感に気づき始め…知人を交えた飲み会の夜の出来事
https://kokuhaku.love/articles/4475#
当初の予定よりも長いコラムになったのですが、
今回、東京で久しぶりに会う人たちから、
嬉しい感想をいただくと、ほっとするとともに、
いまは田舎で、ふだん同業者と会わない生活をしていて
良かったと思います。
連載原稿は途中でプロから感想をいただくと、
良くも悪くもサービス精神が入りがち。
でも、原稿はひとりで潜って書いてナンボのもの。
さて、映画『まん・なか』
名古屋シネマスコーレでの上映&トークイベントを行ってきました。

若松孝二監督がおつくりになった映画館です。
映画を愛するスタッフさんたちと、
この劇場を愛するお客さんたちの熱気が凄かった。
私は『まん・なか』だけでなく、その後に上映された『いつか…』
(同じ高原秀和監督作品)のトークイベントにも参加して、
脚本→小説化もあまりないことですが、
自分の関わっていない映画のアフタートークもするという、
稀有な歴史をつくらせていただきました。
●『蜜味の指』(幻冬舎アントロー文庫)

→アマゾンでのご購入はこちらをクリックしてください。
『いつか…』も良かった……
この作品の前作である『つむぎ』もDVD化されています。
(蒼井そらさん主演)
ひたすら一生懸命生きる者たちと、
足掻いてみたい者たちの、愚直で激しいドラマ。

打ち上げは、名古屋名物、手羽先のお店へ。

まずは手羽元。


手羽先、鶏だんごの天ぷら、手羽ギョーザ。


手羽先、手羽先、手羽先。

味噌煮込みきしめん。

不思議な甘さのだし巻き卵と
名古屋味噌のモツ煮。

なにもかもが美味しく、
シネマスコーレのスタッフさんとの尽きない話。
来年も新作映画を上映する予定なので、
それを持ってシネマスコーレに戻ってきます。
名古屋の皆さん、素敵な一夜をありがとうございました。
そして天が計らったかのようなスケジュールで、
翌日は銀座で、親友の多岐川装子ちゃんのライブ。
行くよね、名古屋まで新幹線に乗ったら、
帰りはホームで東京行きに乗るだけ。

装子ちゃんは奈良の帝塚山学園の同級生。
ふたりとも18歳で東京に出て、
彼女は舞台女優、シャンソンシンガーになり、
私は音楽をやって、いまは作家活動をしていて。
高校生の頃も仲が良かったし、
東京に出てからもたまに会っていたものの、
本当の友達になれたのは、互いに30代になってからだと思う。
少なくとも私には、自分のやっていることに自負を持って、
本音を言うことを怖れなくなる時期になるまでは、
太陽のオーラを纏った彼女が眩しくて。
そして彼女も、ときに重い太陽を背負って歩いてきた。

今回初めて、彼女の歌に私が歌詞を書きました。
『満ちる月』。
作曲は、ピアニストの金益研二さん。
歌詞って、メロディと融合して、その人の声に乗って、
「歌」になるんだなと改めて思いました。
歌になったこの曲を初めて聴いて、
汗が湧いて、鳥肌が立って。
だからこそ、私たちの歌はこれで完成したのではないの。
まだまだ私たちには育てていくものがある。

急に入らせてもらった身内席で、
ピアノの後ろだったのですが、
金益さんの鍵盤、波を打つんです。
叩いた後も鍵盤が、なにか歌って揺れている。
そしてほとんど装子ちゃんの背中しか見えなかったけど、
舞台で培った彼女の筋肉と腕の動きの迫力たるや!
40代女のバックロース最高。

多岐川装子のブログ「装子♪むにゃむにゃ♪」↓
https://ameblo.jp/mama-love-jofre/
近くの席に大竹しのぶさんがいらっしゃり、
まったく緊張せずにお話しできるのも凄かったです。
たぶんお釈迦様やキリストに会った人もこうだったのではないかと。
一言一言をおっしゃる声と表情に、
幾つもの意味があるような気がして、
愛を伝える人の凄みを感じました。
バンドネオンは鈴木崇朗くん。
あがた森魚さんなど、私の好きな方のバックもなさっています。
一筋の音に、「100万回生きたねこ」を想う方でした。
金益さんも鈴木くんも、一瞬で惹き込むし、
突き放す魅力があるんですね。
突き放して引力を持つ怖さがあって、
でも喋るとやはりおかしな方々で、底知れない音楽家さんです。

↑昨年、装子ちゃんと飲んだときの写真。
装子ちゃんは自分より相手を美しく撮ることに集中する子で、
これも彼女は顔半分で、
私は近年でいちばん可愛く写っています。ね。
翌日はせっかくの東京なので、昔のご近所さんたちと
元定食屋のお母さんちで鍋パーティをして、オアシスを満喫し、
東京最終日は、お世話になっている方々とお食事会。

日が高いうちからビールと日本酒と、こんな美味しいのをいただいて、
ほんと、大人になって良かったなぁって……

今回も食べはじめてから思い出して撮ったのがほとんどですが、
私のは食べかけでも美しいから見て。

お店は銀座の「とり数奇」さん。


お蕎麦もお菓子も美味しく、
最後はこんなキュートな震えるデザートをいただきました。
文字もチョコーレートです。

飲んで喋って気がついたら奈良。
明日の自分を信じて、今日はまた飲んで寝ます。
最初にお知らせ。
「コクハク」のコラムを更新しています。
同性だから怖い 壮絶“女のセクハラ” #12
周囲も違和感に気づき始め…知人を交えた飲み会の夜の出来事
https://kokuhaku.love/articles/4475#
当初の予定よりも長いコラムになったのですが、
今回、東京で久しぶりに会う人たちから、
嬉しい感想をいただくと、ほっとするとともに、
いまは田舎で、ふだん同業者と会わない生活をしていて
良かったと思います。
連載原稿は途中でプロから感想をいただくと、
良くも悪くもサービス精神が入りがち。
でも、原稿はひとりで潜って書いてナンボのもの。
さて、映画『まん・なか』
名古屋シネマスコーレでの上映&トークイベントを行ってきました。

若松孝二監督がおつくりになった映画館です。
映画を愛するスタッフさんたちと、
この劇場を愛するお客さんたちの熱気が凄かった。
私は『まん・なか』だけでなく、その後に上映された『いつか…』
(同じ高原秀和監督作品)のトークイベントにも参加して、
脚本→小説化もあまりないことですが、
自分の関わっていない映画のアフタートークもするという、
稀有な歴史をつくらせていただきました。
●『蜜味の指』(幻冬舎アントロー文庫)

→アマゾンでのご購入はこちらをクリックしてください。
『いつか…』も良かった……
この作品の前作である『つむぎ』もDVD化されています。
(蒼井そらさん主演)
ひたすら一生懸命生きる者たちと、
足掻いてみたい者たちの、愚直で激しいドラマ。

打ち上げは、名古屋名物、手羽先のお店へ。

まずは手羽元。


手羽先、鶏だんごの天ぷら、手羽ギョーザ。


手羽先、手羽先、手羽先。

味噌煮込みきしめん。

不思議な甘さのだし巻き卵と
名古屋味噌のモツ煮。

なにもかもが美味しく、
シネマスコーレのスタッフさんとの尽きない話。
来年も新作映画を上映する予定なので、
それを持ってシネマスコーレに戻ってきます。
名古屋の皆さん、素敵な一夜をありがとうございました。
そして天が計らったかのようなスケジュールで、
翌日は銀座で、親友の多岐川装子ちゃんのライブ。
行くよね、名古屋まで新幹線に乗ったら、
帰りはホームで東京行きに乗るだけ。

装子ちゃんは奈良の帝塚山学園の同級生。
ふたりとも18歳で東京に出て、
彼女は舞台女優、シャンソンシンガーになり、
私は音楽をやって、いまは作家活動をしていて。
高校生の頃も仲が良かったし、
東京に出てからもたまに会っていたものの、
本当の友達になれたのは、互いに30代になってからだと思う。
少なくとも私には、自分のやっていることに自負を持って、
本音を言うことを怖れなくなる時期になるまでは、
太陽のオーラを纏った彼女が眩しくて。
そして彼女も、ときに重い太陽を背負って歩いてきた。

今回初めて、彼女の歌に私が歌詞を書きました。
『満ちる月』。
作曲は、ピアニストの金益研二さん。
歌詞って、メロディと融合して、その人の声に乗って、
「歌」になるんだなと改めて思いました。
歌になったこの曲を初めて聴いて、
汗が湧いて、鳥肌が立って。
だからこそ、私たちの歌はこれで完成したのではないの。
まだまだ私たちには育てていくものがある。

急に入らせてもらった身内席で、
ピアノの後ろだったのですが、
金益さんの鍵盤、波を打つんです。
叩いた後も鍵盤が、なにか歌って揺れている。
そしてほとんど装子ちゃんの背中しか見えなかったけど、
舞台で培った彼女の筋肉と腕の動きの迫力たるや!
40代女のバックロース最高。

多岐川装子のブログ「装子♪むにゃむにゃ♪」↓
https://ameblo.jp/mama-love-jofre/
近くの席に大竹しのぶさんがいらっしゃり、
まったく緊張せずにお話しできるのも凄かったです。
たぶんお釈迦様やキリストに会った人もこうだったのではないかと。
一言一言をおっしゃる声と表情に、
幾つもの意味があるような気がして、
愛を伝える人の凄みを感じました。
バンドネオンは鈴木崇朗くん。
あがた森魚さんなど、私の好きな方のバックもなさっています。
一筋の音に、「100万回生きたねこ」を想う方でした。
金益さんも鈴木くんも、一瞬で惹き込むし、
突き放す魅力があるんですね。
突き放して引力を持つ怖さがあって、
でも喋るとやはりおかしな方々で、底知れない音楽家さんです。

↑昨年、装子ちゃんと飲んだときの写真。
装子ちゃんは自分より相手を美しく撮ることに集中する子で、
これも彼女は顔半分で、
私は近年でいちばん可愛く写っています。ね。
翌日はせっかくの東京なので、昔のご近所さんたちと
元定食屋のお母さんちで鍋パーティをして、オアシスを満喫し、
東京最終日は、お世話になっている方々とお食事会。

日が高いうちからビールと日本酒と、こんな美味しいのをいただいて、
ほんと、大人になって良かったなぁって……

今回も食べはじめてから思い出して撮ったのがほとんどですが、
私のは食べかけでも美しいから見て。

お店は銀座の「とり数奇」さん。


お蕎麦もお菓子も美味しく、
最後はこんなキュートな震えるデザートをいただきました。
文字もチョコーレートです。

飲んで喋って気がついたら奈良。
明日の自分を信じて、今日はまた飲んで寝ます。