「なぜ」ってなぜ

埼玉の誘拐されていた少女の事件、
無事に逃げられて、本当に良かった。

ただ、今日の時点でのニュースでは、
――なぜ少女は逃げなかったのか。
――専門家は『物理的に脱出を困難にしていた可能性がある』と指摘した。
――付近の○○会社の社員は、『何か大きな声を出せない理由があったのかもしれません』。

中途半端な「なぜ」が、加害者に与する空気をつくってしまう気がするんだけどな。
じゃあ物理的な理由がないとしたら、
少女がいままで逃げられなかった理由はどう解釈されるのだろう。

物理的な問題だけではない事象ほど、被害者は被害者である理由を見失い、ときには自ら捨ててしまうこともある。
ニュースはそれこそ物理的な情報だけ与えてくれればいい。
受け取る側としても、自分たちがどれほど物理的な力を持っているのかを、常に心得ていたいと思う。

二年の歳月を越えて、自ら逃げた少女の力を、いまはただ尊敬する。
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