不滅の男

遠藤賢治さんの訃報が飛び込んできてから、
いろんなことを思い出している。

私がいちばん最初にステージに立ち、人前で歌ったのは、
川崎チッタで行われた、遠藤賢治さんの年末のライブだった。
まだレコーディングもしていない自分の持ち歌のほか、
『哀愁の東京タワー』をデュエットさせていただいた。

いつも優しく冗談をおっしゃるエンケンさんが、
ステージに出る直前だけ、
凄まじい集中のオーラを漲らせていらっしゃった姿が、強く蘇る。

それはとてもおごそかで、私は思わず眼を逸らした。
並外れたパワーを放つこの方でも、いや、だからこそ、
1ステージ、1ステージ、正に真剣勝負なんだと、
雷に打たれるような感覚で思った。

好きな人が亡くなると、
悲しいだけでなく、チクショー、と思う。
心から、合掌。
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