鳥彌三さん

前回の続きです。
永観堂 禅林寺の後に伺った、
鶏鍋のお店、鳥彌三さん。

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1788年の創業以来、外観はほぼそのままだそうです。

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坂本龍馬もこの暖簾をくぐったのでしょうか。

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個室の前にあったつくばい。
ガラス(?)の鯉がいます。

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こちらは明治時代の後に増築された部屋ですが、
畳にテーブル&椅子が龍馬っぽいです。滾ります。

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左の額縁の文字は、「無事」と書かれているそうです。

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窓からの眺め。
風が吹くと揺れる柳が色香を漂わせます。

まずは生ビールをいただき、

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一品目。奥のは豆腐。愛らしい小鉢。

お食事しながら写真を撮るのは一皿目だけ、
と思っていたのですが、
その後、中居さんがお料理を運ぶたびに、
「お写真撮はらるなら、取り分ける前にどうぞ。 
いえ最近は、撮らはるお客さんも多いよって」と、
私の前にお皿を置いてくださりました。

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鴨ロース。
味はもちろん、鴨独特の程よい硬さが歯でも美味。

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鳥皮の揚げせんべい。
これだけ食べて飲み続けたくなります。

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だし巻き卵。
大阪生まれ奈良育ちの私としては、
卵焼きは塩味ベースの、出汁は入れないシンプルかつ、
混ぜ具合も黄身と白身が混ざりきっておらず、
焼き加減は白身がまだトロッとしているのが好きなのですが、
これは生まれて初めて美味しかった。

美味しいと思ったら日本酒もいただきたくなります。

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伏見の純米吟醸。
お花の金箔は、お猪口の模様にも見えますが、
お酒に入っているものを、中居さんが
「綺麗に注げるかしら、あ、できそう」と、
丁寧に注いでくださったもの。
すっきりとしたお味です。

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唐揚げ。
ひと口いただいた時点で、日本酒がさらに愛しくなり、追加。

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お鍋は、一品目をいただく前からスープがぐつぐつしていて、
中居さんが湯呑みにスープを注いでくださります。
濃厚で上品で、なんというか舌の深いところまで染み込みます。

このお店の素晴らしさのひとつは、中居さん。
基本的には個室ならではの
身内同士の気兼ねの無さで過ごしつつも、
お代わり等をいただきたいときに、さらりと来てくださいます。

なんか鍋料理って、おじさんが仕切る飲み会などではよく
注文されるのですが、
女性や若い男性は、よそったりするので忙しくなりがちで、
かといってお高いお店だと、中居さんがずっとそばにいて、
よそっていただくのは、たとえば家族だと、
はい最初にお父様、次、お母様、次にご長男さん、ご次男さん、
最後にご長女さん、という感じで、
私、それがうっとうしくて苦手で、
お鍋なんか、好きな味で好きなものを食べたいし、
自分のペースで楽しみたいし、と、
外で鍋料理を食べることに偏見があったのですが、
このお店はとにかく美味しくて美味しくて、
しつこいですが美味しくて、
時間の過ごし方もゆったりとし、舌も心も輝くひとときでした。

骨つきの鳥と京野菜、お豆腐、お餅を堪能した後、
ふっくらと柔らかな雑炊をいただきます。

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デザートはほうじ茶と一緒に。
竹串で閉じられた笹の葉を開くと、

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わらび餅。
ぷるぷるむにょむにょして、口の中で溶けます。溶けます。

お店を出た後は、食材を見て回るだけでも楽しい錦市場を歩き、
母へのお土産に鯖寿司を。

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脂が乗った鯖で美味でした。

帰宅後は、まず関口雄渾を検索。
札幌に美術館があるようです。
機会をつくって行きたいなぁ。

というわけで、秋の京都、
贅沢な時間をいただきました。
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