『蝮の舌』フランスで出版

団鬼六賞大賞受賞作の『蝮の舌』が、
フランスでも出版されます。

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表紙。
艶っぽく、蝮とマングースが可愛い。

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表紙の裏。帯の模様のよう。

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セルジュ・ゲンズブールやカトリーヌ・ドヌーブのお国の方々にも
読んでいただけるなんて、とても嬉しいこと。

もちろん日本でも、悦文庫から発売しています。

こちらのクリックでAmazonでご購入していただけます。

《内容》
生田流箏曲天道会の家に生まれ育った美人姉妹・京香と清香は四年に一度の祭事≪蝮をどり≫を目前に二人を支配しようとする箏奏者・笠原と禰宜・稲川の卑劣な罠に堕ちる。姉に嫉妬心を持つ清香は稲川の甘い誘惑に身を売り、笠原に呼び出された京香は計ったように現れた稲川に追いつめられ、二人の巧みな淫戯で嬲られてゆく。祭事当日、舞台が炎上し、姉妹を見守ってきた使用人・政巳は京香の手を取り蝮の棲む森へ踏み入る。京香の本能は剝き出しとなり――。団鬼六賞大賞受賞作が遂に文庫化!

良かったら読んでくださいませ。


この本の見本を受け取った日は、
同じ編集者さんとの新作の修正原稿も届いて、
午後はミュージカルゴシック「ポーの一族」を観劇。

大好きな萩尾望都さんの作品。
しかも高校の同級生で親友の多岐川装子ちゃんが出演。

多岐川装子のブログ

装子♪むにゃむにゃ♪

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美しさのパワーに圧倒された数時間。

脚本、演出の小池修一郎氏(宝塚歌劇団)は、
私も持っている『ポーの一族』文庫版1巻の解説で、
この作品の舞台化への思いを綴られています。
思い描いてから30年以上のときを越えての公演。

宝塚の方々とミュージカル俳優さんたちとの共演も、
空間を広げていたように思います。
原作の美しさには主人公の冷徹さも含まれているのですが、
この舞台では彼の葛藤に重点を置かれていた分、
躍動感がありました。

劇場ではコロナ対策もあり、着席時間から私語を控える等の
注意があったのですが、お客さんの多くは宝塚ファンだから
マナーも美しい。
お隣の女性はずっと泣いていらしたものの、
洟をすする音も立てないよう、マスクの下でティッシュを
押さえて微動だにされなかったり。

私も舞台全体はもちろん、装子ちゃんの活躍シーンは
なおさら心が華やぎ、涙腺が緩んでしまいと、
年齢を重てきた分だけ、感じるものがたくさんありました。


正直、コロナ禍で、私の原作映画も通常どおりに上映できず、
今月末に予定されていた上京仕事ふたつも、延期という状況。
次の上映でも舞台挨拶はおそらくなく、来てくださいとも言いにくい。

ステージに立つことも、観ることもままならない人たちが大勢います。
私もこの公演を観にいくことを直前まで迷いもしたのですが、
思い切っていけば、そんな人たちへの思いも込められた、
いまこの瞬間をいっぱいに輝かせる舞台でした。
正解のない中で、いまやれることを精一杯やるしかないと思います。

よし、修正原稿、頑張ろう。
でも萩尾望都作品を読み返したい……
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